黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
彼は明日から出張に行く予定になっている。
「出発は明日の午後ですし、四日目の朝には帰ってくるんですから実質二日半ですよ」
たったそれだけなのに本当に嫌そうな彼に苦笑いしてしまう。
地方で行われる明後日の裁判に出廷予定なのだが、午前中の裁判なので当日の朝出発すると到着がかなりタイトになるため、依頼者との打ち合わせを兼ねて前入りする予定になっていた。
翌日も企業打ち合わせから創業パーティ出席で帰りは四日目の朝となる。
「えー。
三晩も夏初と一緒じゃないとか僕は眠れるか心配なのに、夏初はそうじゃないんだ?」
拗ねて睨まれても困る。
しかし私だって不安なのだ。
ここ最近はもう発作を起こしそうになって目が覚めるなどないが、ひとりだと大丈夫なのか自信がない。
「心配ですけど。
出張は仕方ないですし」
曖昧に笑って大丈夫だと顔を作る。
今までは私の体調を気遣って泊まりの出張が必要な裁判は他の先生に振っていた。
しかし今度の裁判は重要な内容で、晴貴さんが行かなければならない。
翌日がちょうど顧問をしている企業の創業パーティだからと所長に言われ、期間が延びたのはあれだがこれも仕事だ。
「出発は明日の午後ですし、四日目の朝には帰ってくるんですから実質二日半ですよ」
たったそれだけなのに本当に嫌そうな彼に苦笑いしてしまう。
地方で行われる明後日の裁判に出廷予定なのだが、午前中の裁判なので当日の朝出発すると到着がかなりタイトになるため、依頼者との打ち合わせを兼ねて前入りする予定になっていた。
翌日も企業打ち合わせから創業パーティ出席で帰りは四日目の朝となる。
「えー。
三晩も夏初と一緒じゃないとか僕は眠れるか心配なのに、夏初はそうじゃないんだ?」
拗ねて睨まれても困る。
しかし私だって不安なのだ。
ここ最近はもう発作を起こしそうになって目が覚めるなどないが、ひとりだと大丈夫なのか自信がない。
「心配ですけど。
出張は仕方ないですし」
曖昧に笑って大丈夫だと顔を作る。
今までは私の体調を気遣って泊まりの出張が必要な裁判は他の先生に振っていた。
しかし今度の裁判は重要な内容で、晴貴さんが行かなければならない。
翌日がちょうど顧問をしている企業の創業パーティだからと所長に言われ、期間が延びたのはあれだがこれも仕事だ。