黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
おかしそうにふふっと彼が小さく笑い、わかってくれたのだとほっとした。
「でも僕は、夏初は黒を白と言ったりしない人間だと信じてる」
じっと晴貴さんが私を見つめる。
私を心の底から信用しているその目には裏切れない。
「晴貴さんの期待を裏切らない人間になりたいです」
「上出来」
嬉しそうに彼が私を抱き上げる。
私は弱い人間だからきっと、嘘もついたりする。
それでも、少しでも彼の思う人間でありたいと誓った。
私をソファーに座らせ、晴貴さんはコーヒー……ではなく、カフェラテを淹れてきてくれた。
私がほっとしたいときによく飲む、少し甘いヤツ。
いつの間にこんなの、覚えたんだろう。
「そういえばなんで、晴貴さんが帰ってきてるんですか。
出張中のはずなのに」
帰ってくるのは明後日のはずなのだ。
なんでここにいるのかわからない。
「あー……」
長く発し、気まずそうに彼が人差し指で頬を掻く。
「朝、栗下先生から憲吾先生が夏初の変な噂流してるって連絡もらったんだ。
それで今日、訪問予定の企業の予定を明日に変えてもらって、裁判終わってから新幹線に飛び乗った」
「でも僕は、夏初は黒を白と言ったりしない人間だと信じてる」
じっと晴貴さんが私を見つめる。
私を心の底から信用しているその目には裏切れない。
「晴貴さんの期待を裏切らない人間になりたいです」
「上出来」
嬉しそうに彼が私を抱き上げる。
私は弱い人間だからきっと、嘘もついたりする。
それでも、少しでも彼の思う人間でありたいと誓った。
私をソファーに座らせ、晴貴さんはコーヒー……ではなく、カフェラテを淹れてきてくれた。
私がほっとしたいときによく飲む、少し甘いヤツ。
いつの間にこんなの、覚えたんだろう。
「そういえばなんで、晴貴さんが帰ってきてるんですか。
出張中のはずなのに」
帰ってくるのは明後日のはずなのだ。
なんでここにいるのかわからない。
「あー……」
長く発し、気まずそうに彼が人差し指で頬を掻く。
「朝、栗下先生から憲吾先生が夏初の変な噂流してるって連絡もらったんだ。
それで今日、訪問予定の企業の予定を明日に変えてもらって、裁判終わってから新幹線に飛び乗った」