黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
「あっ。
あっ、あっ、ああーっ……」

何度目かの絶頂を迎え、短く悲鳴を上げて果てる。
こんなに丁寧に扱われたのも、フリをしなくても達したのは初めてだ。

「ふふっ。
夏初さん、可愛い」

愉しそうに陽川さんが笑い、私も嬉しくて自然と笑顔になっていた。

その後も――。

乱れた息のまま、彼を待つ。
まだ余韻も抜けないうちに彼が足もとに座り直した。

「力、抜いててくださいね」

そっと頬を撫でられ、こくんとひとつ頷く。

「大丈夫。
夏初に僕のものになってもらうだけですから」

目をあわせてにこっと微笑んだあと、ゆっくりと彼が侵入してきた。

「可愛い、夏初。
可愛い」

陽川さんに求められ、どんどん彼の色へと染められていく。

「夏初は僕のものだ……!」

彼が絶頂を迎えるのと同時に私も果てる。
余韻を十分に味わったあと、彼が出ていき急に淋しくなった。
それくらい、満ち足りていた。

「どう、でしたか」

うっとりと髪を撫で、彼が聞いてくる。

「気持ちよかった、です。
陽川さんは?」

「僕も満足です」

幸せそうに彼が笑い、心の底から温かくなった。

彼がごろりと私の隣に寝転ぶ。

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