黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
そろりと陽川さんの顔をうかがうが、彼が気にしている様子はない。
「陽川さんは」
「はい?」
眼鏡の向こうで大きく何度か瞬きし、彼が私を見る。
「いっぱい食べる私が可愛くないとか言わないんですか……?」
つい、縋るように彼の腕を掴んでいた。
元カレの鳥越くんにはよく、女のくせに食べすぎってバカにされた。
しかも食べても太りにくい体質だから、燃費が悪すぎるともバカにもされた。
「僕は夏初さんが美味しそうに食べている顔が好きですよ」
うっとりと彼が、私の髪を撫でる。
「なので、いっぱい食べさせたいです。
そのために今日は、このサービスエリアのお店を全部、リサーチしたくらいです」
得意げな陽川さんがおかしくて、私のコンプレックスはいつの間にか消し飛んでいた。
さらにソフトクリームまで食べて出発する。
もちろん、今度は私が支払った。
好きな食べ物の話とかしながら一時間半ほどかけて辿り着いたのは、国内最大級のアウトレットモールだった。
「まさか、パジャマを買うためにこんなところまで来るとは思いませんでした……」
「そう?」
「陽川さんは」
「はい?」
眼鏡の向こうで大きく何度か瞬きし、彼が私を見る。
「いっぱい食べる私が可愛くないとか言わないんですか……?」
つい、縋るように彼の腕を掴んでいた。
元カレの鳥越くんにはよく、女のくせに食べすぎってバカにされた。
しかも食べても太りにくい体質だから、燃費が悪すぎるともバカにもされた。
「僕は夏初さんが美味しそうに食べている顔が好きですよ」
うっとりと彼が、私の髪を撫でる。
「なので、いっぱい食べさせたいです。
そのために今日は、このサービスエリアのお店を全部、リサーチしたくらいです」
得意げな陽川さんがおかしくて、私のコンプレックスはいつの間にか消し飛んでいた。
さらにソフトクリームまで食べて出発する。
もちろん、今度は私が支払った。
好きな食べ物の話とかしながら一時間半ほどかけて辿り着いたのは、国内最大級のアウトレットモールだった。
「まさか、パジャマを買うためにこんなところまで来るとは思いませんでした……」
「そう?」