黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
お風呂からあがり、少しまったりしたあとは美味しい食事に舌鼓を打つ。

「美味しいー」

落ちそうな頬を押さえ、にこにこしてしまう。
陽川さんに出会ってから、美味しいものばかり食べっぱなしだ。

「喜んでもらえてよかったです」

眼鏡の向こうで陽川さんの目がうっとりと細くなる。

「あっ、……はい」

耐えられなくなった私はもう酔ったかのように熱い顔で、梅酒のソーダ割りをちまちまと飲んだ。

……夜、しかも一緒にお泊まりとなれば、そうなわけで。

各自のベッドでだらだらおしゃべりしていたら、不意に陽川さんが冗談めかして言ってくる。

「そっちに行っても?」

目尻を下げて彼は柔らかく微笑んだが、そこにはそこはかとなく男の欲が滲んでいた。

「……はい」

もそもそと身体を動かし、私があけた場所に彼が滑り込んでくる。

「こんなに可愛い夏初さんが僕のものなんて、幸せでどうにかなりそうです」

彼が私に覆い被さり、唇が深く交わる。
すぐにぬるりと彼が入ってきた。
淫靡な水音が静かな室内に響き、体温を上げていく。

「はぁーっ……」

唇が離れ、遠ざかっていく彼を名残惜しく見つめた。

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