黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
泣きじゃくる私の背中を晴貴さんが、宥めるように撫で続ける。
優しい声が、手が、心地よくて次第に気持ちが落ち着いていった。
「涙、止まったか?」
顔をのぞき込んだ彼がティッシュで私の涙を拭い、最後に鼻までかませてくれる。
「もしかして眠くなったのか?」
泣きすぎてぼーっとする頭で頷いた。
もう眠気で頭はふらふらと揺れて定まらない。
「いいよ、寝て」
少し身体を動かし、晴貴さんが私を膝枕で寝かせてくれた。
ベッドに行くと言いたいが、もう声が出ない。
「今日はいっぱい頑張ったもんな。
明日はゆっくり寝てていい。
そのあいだに僕が悪者は全員、倒しておくから心配しないでいい」
どういうことか問うより先に、私は深い眠りへと落ちていた。
目を開けたら晴貴さんの顔が見えた。
「おはよう」
視線のあった彼が、眼鏡の向こうで目尻を下げて嬉しそうに笑う。
「おはようございます。
え、何時?」
携帯で確認しようとして昨日、取り上げられたままだったと気づいた。
「ぐっすり眠れたみたいでよかった」
先にベッドを出た彼に手を差し出され、借りて私もベッドを出る。
「いや、会社」
優しい声が、手が、心地よくて次第に気持ちが落ち着いていった。
「涙、止まったか?」
顔をのぞき込んだ彼がティッシュで私の涙を拭い、最後に鼻までかませてくれる。
「もしかして眠くなったのか?」
泣きすぎてぼーっとする頭で頷いた。
もう眠気で頭はふらふらと揺れて定まらない。
「いいよ、寝て」
少し身体を動かし、晴貴さんが私を膝枕で寝かせてくれた。
ベッドに行くと言いたいが、もう声が出ない。
「今日はいっぱい頑張ったもんな。
明日はゆっくり寝てていい。
そのあいだに僕が悪者は全員、倒しておくから心配しないでいい」
どういうことか問うより先に、私は深い眠りへと落ちていた。
目を開けたら晴貴さんの顔が見えた。
「おはよう」
視線のあった彼が、眼鏡の向こうで目尻を下げて嬉しそうに笑う。
「おはようございます。
え、何時?」
携帯で確認しようとして昨日、取り上げられたままだったと気づいた。
「ぐっすり眠れたみたいでよかった」
先にベッドを出た彼に手を差し出され、借りて私もベッドを出る。
「いや、会社」