復讐のために近づいたのに、冷徹御曹司の溺愛から逃れられない
私は面白い事を考え付いた。

神城明哉。あいつの周りを滅茶苦茶にしてやろうと。

「すみません。神城明哉社長にお会いしたいのですが」

彼の会社に行って、直接会おうとした。

「アポは取られていますか?」

「ないと会えませんか?」

「それは……」

受付の女の子が困った顔をした時だ。

エスカレーターに彼の姿を発見した。

「神城社長」

私はエスカレーターを降りて来た彼に歩み寄った。

「雑誌の記事を拝見しました。あなたのお考え、素晴らしいです」

「それはどうも」

突然話しかけられることに慣れているのか、彼は作り笑顔で私を受け流した。

「ぜひ、あなたの元で働いてみたいです。私を秘書として雇って頂けませんか?」
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