黒魔術の使い手ですが何か?! 死に戻り王太子妃は今世ではもふもふ精霊と一緒に楽しく暮らしたい
「絵になりますわね」
「美男美女ですわ」
「グッドフェロー公爵家は安泰ですな」
「公子殿もよくできた人物ですしな」
そんな噂話の中、ふたりは当然二曲続けてダンスをした。
二曲連続のダンスは婚約者か既婚者の権利である。
ひととおりダンスを終えると今度は貴族たちが挨拶にやってくる。
まずは高位貴族から、次に各国の来賓である。
「オーロラ。綺麗よ」
父と義母がやってきた。
「ありがとうございます」
父はウォルターと何やら話していたが始終ご機嫌である。
シーヴァはきちんとエンジェルをエスコートしていた。
「おい。まわりをきょろきょろ見るんじゃない。挨拶するんだ」
「え?でもお姉様なのに」
「王太子妃になられるんだからちゃんと礼儀をもって接するんだ」
「はい。わかりました」
きちんとエンジェルの教育も兼ねている。
なかなかいい兄じゃない。
オズワルド公爵もやってきた。
柔和な笑顔を浮かべているがこの人がユリア王妃の弟でありナタリーの父親。もしかしたらこの人も奴隷オークションに噛んでいる可能性もある。
茶色のくるくるしたくせ毛はナタリーと同じで、オズワルド公爵家の特徴らしい。
「この度はおめでとうございます」
「うむ」
それだけの内容だった。
それにしてもこの男性が本当に?
目で追っていたら次に待っていた女性の声に目が覚めた。
「ウォルター、お久しぶりっ!」
「ルミ。君が来たのか」
「もちろんよ。お兄様とね」
え?
見た目はまだ十代前半くらいの少女だ。だが、夜会に出席できているということは十六歳は超えているということだ。
その女性はお転婆を絵に書いたようなはしっこい顔で、将来は美女になりそうな顔と言ったらいいだろうか。綺麗な金髪にアメジストの瞳をしていた。
そしてその横に背の高い男性。この男性も金髪でウォルターと同じくらいの背格好だ。
「ウォルター。久しぶりだな。少し太ったんじゃないか?」
そう言って、にっと笑うその顔はとてもウォルターと似ていた。
「なんだよ、エリオット」
エリオット?エリオットって。
「これはルヴィエの王太子殿下でいらっしゃいましたか。この度はご足労いただきありがとうございます」
オーロラが完璧な挨拶をするとエリオット王太子は目を丸くした。
「すごいね。さすがウォルターが惚れた女性だけある」
「こら。エリオット。今は公務だろ。慎め」
そうするとペロッと舌を出した。
まぁ、おちゃめな人ね。
ルミと呼んだのはルミエール王女ということか。
ふたりはウォルターの従妹なのだわ。
「ルミエール王女殿下もありがとうございます」
お辞儀をするとルミエール王女はじっとオーロラを見ている。
「そっか。ウォルターは結婚するんだね」
「ルミ。行くぞ」
「あ、ごめんなさい」
エリオット王太子に促されてルミエール王女は去っていった。
そしてその後、驚くべき事態が起きた。
その後もずっと挨拶が続き、そしてかなり疲れ切ったころに目の前に驚きの人物が現れたのだ。
「王太子ウォルター殿下、そしてオーロラ公女様。お初にお目にかかります。ノエル・シェリー・ハートリーと申します」
元気な声がふたりの前でこだました。
「美男美女ですわ」
「グッドフェロー公爵家は安泰ですな」
「公子殿もよくできた人物ですしな」
そんな噂話の中、ふたりは当然二曲続けてダンスをした。
二曲連続のダンスは婚約者か既婚者の権利である。
ひととおりダンスを終えると今度は貴族たちが挨拶にやってくる。
まずは高位貴族から、次に各国の来賓である。
「オーロラ。綺麗よ」
父と義母がやってきた。
「ありがとうございます」
父はウォルターと何やら話していたが始終ご機嫌である。
シーヴァはきちんとエンジェルをエスコートしていた。
「おい。まわりをきょろきょろ見るんじゃない。挨拶するんだ」
「え?でもお姉様なのに」
「王太子妃になられるんだからちゃんと礼儀をもって接するんだ」
「はい。わかりました」
きちんとエンジェルの教育も兼ねている。
なかなかいい兄じゃない。
オズワルド公爵もやってきた。
柔和な笑顔を浮かべているがこの人がユリア王妃の弟でありナタリーの父親。もしかしたらこの人も奴隷オークションに噛んでいる可能性もある。
茶色のくるくるしたくせ毛はナタリーと同じで、オズワルド公爵家の特徴らしい。
「この度はおめでとうございます」
「うむ」
それだけの内容だった。
それにしてもこの男性が本当に?
目で追っていたら次に待っていた女性の声に目が覚めた。
「ウォルター、お久しぶりっ!」
「ルミ。君が来たのか」
「もちろんよ。お兄様とね」
え?
見た目はまだ十代前半くらいの少女だ。だが、夜会に出席できているということは十六歳は超えているということだ。
その女性はお転婆を絵に書いたようなはしっこい顔で、将来は美女になりそうな顔と言ったらいいだろうか。綺麗な金髪にアメジストの瞳をしていた。
そしてその横に背の高い男性。この男性も金髪でウォルターと同じくらいの背格好だ。
「ウォルター。久しぶりだな。少し太ったんじゃないか?」
そう言って、にっと笑うその顔はとてもウォルターと似ていた。
「なんだよ、エリオット」
エリオット?エリオットって。
「これはルヴィエの王太子殿下でいらっしゃいましたか。この度はご足労いただきありがとうございます」
オーロラが完璧な挨拶をするとエリオット王太子は目を丸くした。
「すごいね。さすがウォルターが惚れた女性だけある」
「こら。エリオット。今は公務だろ。慎め」
そうするとペロッと舌を出した。
まぁ、おちゃめな人ね。
ルミと呼んだのはルミエール王女ということか。
ふたりはウォルターの従妹なのだわ。
「ルミエール王女殿下もありがとうございます」
お辞儀をするとルミエール王女はじっとオーロラを見ている。
「そっか。ウォルターは結婚するんだね」
「ルミ。行くぞ」
「あ、ごめんなさい」
エリオット王太子に促されてルミエール王女は去っていった。
そしてその後、驚くべき事態が起きた。
その後もずっと挨拶が続き、そしてかなり疲れ切ったころに目の前に驚きの人物が現れたのだ。
「王太子ウォルター殿下、そしてオーロラ公女様。お初にお目にかかります。ノエル・シェリー・ハートリーと申します」
元気な声がふたりの前でこだました。