秘書の誕生日、一夜のはずが社長に溺愛されています
第5章 婚約者と逆転
「本日、来客の予定は――」
朝のスケジュールを確認しながら、私はいつも通りの声で報告を始めた。
その時だった。
「社長のご婚約者様がお見えです」
受付からの内線。一瞬で、空気が変わった。
(……来た)
胸の奥が、きゅっと締めつけられる。
「通せ」
社長は迷いなく答える。その声は、いつも通り冷静で――
でも、どこか張り詰めているようにも聞こえた。
「……失礼いたします」
ドアが開く。
そして、入ってきた女性を見た瞬間――息が止まった。
(綺麗……)
それしか、言葉が出てこない。
完璧な立ち姿。無駄のない所作。
柔らかく微笑むその表情すら、計算され尽くしているように美しい。
「初めまして。久遠様の婚約者の、桐島玲華と申します」
凛とした声。一歩近づくだけで、空気が変わる。
朝のスケジュールを確認しながら、私はいつも通りの声で報告を始めた。
その時だった。
「社長のご婚約者様がお見えです」
受付からの内線。一瞬で、空気が変わった。
(……来た)
胸の奥が、きゅっと締めつけられる。
「通せ」
社長は迷いなく答える。その声は、いつも通り冷静で――
でも、どこか張り詰めているようにも聞こえた。
「……失礼いたします」
ドアが開く。
そして、入ってきた女性を見た瞬間――息が止まった。
(綺麗……)
それしか、言葉が出てこない。
完璧な立ち姿。無駄のない所作。
柔らかく微笑むその表情すら、計算され尽くしているように美しい。
「初めまして。久遠様の婚約者の、桐島玲華と申します」
凛とした声。一歩近づくだけで、空気が変わる。