おれが、おまえを、可愛くしてやる。
――まあ、麗奈は、加藤くんの想いを伝えた一件で、すごい罪悪感を感じていたし。自分のせいで別れた、と、負い目を持っていた様子だった。……麗奈の発言や行動がなくとも、どのみちあの時点でわたしは、蓮二に加藤くんの事情を打ち明けてはいなかったし、蓮二と向き合うことは出来なかった。麗奈のせいではない。むしろ、……自分にはない切り口で物事を客観視できる彼女のことを尊敬している。大切な存在だ。
「あ、そうだ」今頃になってわたしは気づいた。「……麗奈に連絡しとかないと。心配、……してるよね」
バッグをまさぐろうとした手に、熱い手が――添えられていた。燃えるような情熱を宿したあなたの目が光る。
「結婚式直後だよ。……お楽しみの最中だろうから。連絡は、明日でいい……」
「あ……」赤面する。自分たちだって……想いを確認し合ったあと、真っ先になにをした? 第一このからだの奥には、あなたのかたちがくっきりと刻まれている。あなた以外のなにをも、受け入れたくなどない。断じて。
こほん、と咳ばらいをした蓮二。考えていることは一緒だ。
「そろそろ12時になる。……出ようか。……お姫様」
「あ、そうだ」今頃になってわたしは気づいた。「……麗奈に連絡しとかないと。心配、……してるよね」
バッグをまさぐろうとした手に、熱い手が――添えられていた。燃えるような情熱を宿したあなたの目が光る。
「結婚式直後だよ。……お楽しみの最中だろうから。連絡は、明日でいい……」
「あ……」赤面する。自分たちだって……想いを確認し合ったあと、真っ先になにをした? 第一このからだの奥には、あなたのかたちがくっきりと刻まれている。あなた以外のなにをも、受け入れたくなどない。断じて。
こほん、と咳ばらいをした蓮二。考えていることは一緒だ。
「そろそろ12時になる。……出ようか。……お姫様」