おれが、おまえを、可愛くしてやる。
「三十五歳で肌年齢二十歳ってどんだけなんですか浅葱さん。……こっから十五分かけて手入れをしていきます」

「ほぇえー-。……おっまえ、いい力加減だよなぁ……そうそう、せっかくいい機械使ってても、顔にぐりぐり押し付けまくったら台無しだもんなぁ……日本の女の子はみんな、洗いすぎだし、力入れすぎなんだよー。オイルクレンジング使ってもポイントリムーバー使わなきゃ駄目だってー。マスカラは専用のリムーバーで取ればあっさり一発で取れるのに。目元ごしごししてる女の子まじ多いみたいで勿体ない……せっかくまつげ美容液使ってるならマスカラリムーバー使わなきゃ勿体ないって……」

 伊達に美容ヲタを名乗っていませんね浅葱さん。

「わたしも、……クレンジングは、デイヴのを愛用しています。……いいですよねあれ。テクスチャーが柔らかくて」

「そうそう色々研究しまくった末におれはあれに辿り着いたんだ。千円とは思えない逸品だよな。あれはまじですごい。なんで置いてないドラストがあるのか意味が分からないくらいだ。おれは、どんだけバームが流行ってもクリクレを使い続けるぞ」
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