おれが、おまえを、可愛くしてやる。
そうして、また、手を繋ぎ、銀座の夜の街を歩く。幸せ以外の何物でもなかった。恵まれている。そのことを分かっていた……はずだったのに、このときのわたしには、まだ、実感が足りなかったのかもしれない。
北原琉実さんは、確かに、美しいひとだった。女神のようだった。パーマをかけた淡い色の髪を三つ編みにして編み込みで花のかざりを散らして。雑誌から抜け出たモデルのように美しかった。詳しくは知らないが年齢は蓮二よりうえか、同じくらいであろう。とてもそうは見えない。
淡いブルーのワンピースを着こなす、清楚なお嬢さん、といった印象だった。最前線で戦うメイクアップアーティストのはずであるが、……実際に会って話した限りではとてもおだやかな、凪のようなかただと思った。メイクに興味がなかったはずのわたしでさえも知っているインフルエンサー。そんなかたが北原啓さんの奥様……ということにもびっくりなのだが。とってもにこにこしていてほんわかした雰囲気で……蓮二の対極にいるタイプに思えた。あくまで一回会った限りの印象では。
北原琉実さんは、確かに、美しいひとだった。女神のようだった。パーマをかけた淡い色の髪を三つ編みにして編み込みで花のかざりを散らして。雑誌から抜け出たモデルのように美しかった。詳しくは知らないが年齢は蓮二よりうえか、同じくらいであろう。とてもそうは見えない。
淡いブルーのワンピースを着こなす、清楚なお嬢さん、といった印象だった。最前線で戦うメイクアップアーティストのはずであるが、……実際に会って話した限りではとてもおだやかな、凪のようなかただと思った。メイクに興味がなかったはずのわたしでさえも知っているインフルエンサー。そんなかたが北原啓さんの奥様……ということにもびっくりなのだが。とってもにこにこしていてほんわかした雰囲気で……蓮二の対極にいるタイプに思えた。あくまで一回会った限りの印象では。