おれが、おまえを、可愛くしてやる。
……琉実さんからの、メッセージ。ふと思うところがあり、寝室に行き、……自分の携帯でライトを照らし、壁いっぱいにある本棚の本をチェックしてみる。アプリ開発……美容……美容関係が半分といったところか。
違和感の正体はこれか。――北原琉実は著作を数作品出しているはず。兄の嫁である彼女の本がないはずがないのに……何故、それが、ない? ……隅に、背表紙が壁側に仕舞われた本を見つけた。……これは。
「……北原琉実の本……」
何故。わざわざ背表紙をひっくり返して仕舞われている? 疑問に思い、本を、開くと――はらり、と一葉の写真が落ちた。拾ってみてみると、
「……っ」
――そこに、映っていたのは。
まだ、あどけない少年の顔をした蓮二と……琉実さんを挟んで立つのは、お兄さんの幸一さんだろうか。顔が、似ている。三人が制服姿で映っており、……蓮二の手が、琉実さんの肩を、抱いていた。
*
違和感の正体はこれか。――北原琉実は著作を数作品出しているはず。兄の嫁である彼女の本がないはずがないのに……何故、それが、ない? ……隅に、背表紙が壁側に仕舞われた本を見つけた。……これは。
「……北原琉実の本……」
何故。わざわざ背表紙をひっくり返して仕舞われている? 疑問に思い、本を、開くと――はらり、と一葉の写真が落ちた。拾ってみてみると、
「……っ」
――そこに、映っていたのは。
まだ、あどけない少年の顔をした蓮二と……琉実さんを挟んで立つのは、お兄さんの幸一さんだろうか。顔が、似ている。三人が制服姿で映っており、……蓮二の手が、琉実さんの肩を、抱いていた。
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