おれが、おまえを、可愛くしてやる。
当時、まだ、小学生。物心ついた頃には既にコスメに目覚めていた……当時は美容男子に対する理解がまだなかったから、割と大変で。隠れキリシタン状態だった。勿論コスメの話をする相手なんかいないし。小遣いは全部コスメやスキンケアや美容雑誌を買うのに当ていた。雑誌の付録でいいのがあれば迷わず買う。周りの連中は仮面ライダーだの戦隊ものに夢中だってのに。おれは一切それらに見向きもしなかった。……ので、少々、浮いていた。
が。絶対誰にも分からんだろう、という思い込みの下、ノベルティのキーホルダーをうっかりランドセルにつけてしまった……のが不幸か幸いか。琉実にバレてしまった。同じクラスの、あまり話したことのない、女子である。スクールカーストの上位に位置する、殿上人である。
琉実は清楚な美少女で、フィクションものに出てくる、クラスどころか学校いや街レベルで一番美人だと思えるくらいの有名な女子だった。原宿を歩くとスカウトがすごいんだとか……琉実自身はそんなネタを口外せず、ただ、琉実を原宿で見かけた人間がその噂を広めていた……憧れの女子だった。
勿論、おれにとっても。
が。絶対誰にも分からんだろう、という思い込みの下、ノベルティのキーホルダーをうっかりランドセルにつけてしまった……のが不幸か幸いか。琉実にバレてしまった。同じクラスの、あまり話したことのない、女子である。スクールカーストの上位に位置する、殿上人である。
琉実は清楚な美少女で、フィクションものに出てくる、クラスどころか学校いや街レベルで一番美人だと思えるくらいの有名な女子だった。原宿を歩くとスカウトがすごいんだとか……琉実自身はそんなネタを口外せず、ただ、琉実を原宿で見かけた人間がその噂を広めていた……憧れの女子だった。
勿論、おれにとっても。