おれが、おまえを、可愛くしてやる。
「きみが望海ちゃんだね。よかった。蓮二に、こんなに可愛い彼女が出来て。会えて光栄だよ」
「……ありがとうございます」
「琉実のやつとは会っているんだよね? ……ってあいつどこ消えたんだろ」
「兄貴はここにいな。おれが探してくるよ」
「そっか。サンキュ」
それから蓮二のお兄さんである北原幸一さんは、次々訪れる招待客に、にこやかに挨拶を返し、合間合間で、わたしが退屈しないように話を振ってくれた。メイク関係のかたであればわたしに紹介もしてくださった。彼らは一様にわたしのメイクを褒め、……恋人にして貰ったんです、と答えるのが誇らしかった。
幸一さんは、パリ在住で、パリコレの直前はアトリエに缶詰なんだとか。外国にいると日本の味が恋しくならないか? とよく聞かれるが、日本の食材はパリでも買えるので大して困ってはいない……なんて話をしてくれた。琉実さんとはどう過ごしているのだる……という疑問は湧いたが、部外者が口出しすることではないだろうと思い、黙っておいた。
「そういや、あいつが、美容専門学校出たの知ってる? 琉実と同じ学校だったんだよな」
「……ありがとうございます」
「琉実のやつとは会っているんだよね? ……ってあいつどこ消えたんだろ」
「兄貴はここにいな。おれが探してくるよ」
「そっか。サンキュ」
それから蓮二のお兄さんである北原幸一さんは、次々訪れる招待客に、にこやかに挨拶を返し、合間合間で、わたしが退屈しないように話を振ってくれた。メイク関係のかたであればわたしに紹介もしてくださった。彼らは一様にわたしのメイクを褒め、……恋人にして貰ったんです、と答えるのが誇らしかった。
幸一さんは、パリ在住で、パリコレの直前はアトリエに缶詰なんだとか。外国にいると日本の味が恋しくならないか? とよく聞かれるが、日本の食材はパリでも買えるので大して困ってはいない……なんて話をしてくれた。琉実さんとはどう過ごしているのだる……という疑問は湧いたが、部外者が口出しすることではないだろうと思い、黙っておいた。
「そういや、あいつが、美容専門学校出たの知ってる? 琉実と同じ学校だったんだよな」