おれが、おまえを、可愛くしてやる。
「悪いと思ってんなら幸せになれよ義姉さん。……後ろを見てご覧よ」
「……えっ」
琉実さんが振り返ったその先には。北原幸一さんが立っていた。迷わず、彼は、琉実さんを抱き寄せる。
「どうして……日本に来るなんて一言も……」
「せっかくなので一緒の便を取っておいた。……琉実。傷つけてすまない……これからは一緒にいよう」
「はい。ずっとずっと……」
抱擁し、互いの想いを確かめ合うふたり。幸一さんは、わたしたちに目を向けると琉実さんを開放し、
「ふたりに嫌な思いをさせてしまったね。申し訳ない」と頭を下げた。……きっと、謝罪をするためもあってわざわざ日本に来てくれたのだろう。時差ボケも大変だろうに。
「いいんだ。兄貴。幸せになれよ。……義姉さんを泣かせるな」
きっと蓮二は意識的に義姉さん呼ばわりしている。まっすぐな、蓮二の発言を受け止めた幸一さんはやわらかく微笑み、
「ありがとう。……幸せになるよ」
* * *
「……行っちゃったね」
「ああ」
「……寂しい?」
「ほんのちょっぴりな。けど、おれには望海がいる」
「……えっ」
琉実さんが振り返ったその先には。北原幸一さんが立っていた。迷わず、彼は、琉実さんを抱き寄せる。
「どうして……日本に来るなんて一言も……」
「せっかくなので一緒の便を取っておいた。……琉実。傷つけてすまない……これからは一緒にいよう」
「はい。ずっとずっと……」
抱擁し、互いの想いを確かめ合うふたり。幸一さんは、わたしたちに目を向けると琉実さんを開放し、
「ふたりに嫌な思いをさせてしまったね。申し訳ない」と頭を下げた。……きっと、謝罪をするためもあってわざわざ日本に来てくれたのだろう。時差ボケも大変だろうに。
「いいんだ。兄貴。幸せになれよ。……義姉さんを泣かせるな」
きっと蓮二は意識的に義姉さん呼ばわりしている。まっすぐな、蓮二の発言を受け止めた幸一さんはやわらかく微笑み、
「ありがとう。……幸せになるよ」
* * *
「……行っちゃったね」
「ああ」
「……寂しい?」
「ほんのちょっぴりな。けど、おれには望海がいる」