おれが、おまえを、可愛くしてやる。
琉実さんと話した晩に、蓮二と話し合った。彼も謝ってくれた。加藤くんの話を持ち出したのは嫉妬に駆られて、とのこと。しょげる蓮二がなんだか可愛くて無性に抱きしめたくなった。そして……愛し合った。
不思議とわたしの気持ちは落ち着いている。蓮二が隠したのは琉実さんのためであるし、琉実さんは、女性として、話すのが辛いことを、わざわざ打ち明けてくれたのだ。わたしたちのために。……なら、信じよう。
間違いだったとまでは思わない。わたしが蓮二だったら同じことをしていたかもしれない。ふたりの気持ちが分かって自然と……気持ちは落ち着いていった。
遠く高く飛ぶ飛行機を眺めながら並んで立つ。冴え冴えとした空気。飛行機の轟音が心地よい。並ぶ飛行機の群れが整然としていて軍隊を思わせる。自由を乗せる乗り物。
琉実さんと幸一さんが乗った飛行機を見送ると、蓮二が不意に言った。
「望海。おれ、……決めたわ」
うん、と言って彼のほうに顔を向けると、
「おれは、……ヘアメイクアップアーティストになりたい」
*
不思議とわたしの気持ちは落ち着いている。蓮二が隠したのは琉実さんのためであるし、琉実さんは、女性として、話すのが辛いことを、わざわざ打ち明けてくれたのだ。わたしたちのために。……なら、信じよう。
間違いだったとまでは思わない。わたしが蓮二だったら同じことをしていたかもしれない。ふたりの気持ちが分かって自然と……気持ちは落ち着いていった。
遠く高く飛ぶ飛行機を眺めながら並んで立つ。冴え冴えとした空気。飛行機の轟音が心地よい。並ぶ飛行機の群れが整然としていて軍隊を思わせる。自由を乗せる乗り物。
琉実さんと幸一さんが乗った飛行機を見送ると、蓮二が不意に言った。
「望海。おれ、……決めたわ」
うん、と言って彼のほうに顔を向けると、
「おれは、……ヘアメイクアップアーティストになりたい」
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