おれが、おまえを、可愛くしてやる。
「VPMとかすごいですもんねえ」とわたしは韓国の流行りのアイドルグループの名を挙げてみる。「雰囲気的に……浅葱さん。ちょっとジェシーに似てません? ……あ、『Smells like butter』のPVのヘアアレンジとか。いまの浅葱さんそっくりじゃないですか……」
「ふふ」と不敵に笑った浅葱さんは、「……裏で爽やか〇93とか言っているわりに。滅相もない誉め言葉じゃないか……」
「ええと……バレてます?」
「おっまえパーテーションの向こうで話してんの丸聞こえなんだよ。おれの席まで。気をつけろよ。会社で周りの連中の話をするのは極力避けろ。誉め言葉であっても変な風に広まりかねんからな」
「ご忠告……ありがとうございます」
「さて」とひととおりわたしの髪を切った浅葱さんは、「前髪だが、薄めに作ろうと思う。薄めバングだ。長さは、……眉よりほんのすこし上くらいで、おまえの目の美しさを際立たせるカットにしたいと思う。どうだ?」
「あはい……」なんだか恐縮。「お任せ、……します。好きにしちゃってください……」
「ふふ」と不敵に笑った浅葱さんは、「……裏で爽やか〇93とか言っているわりに。滅相もない誉め言葉じゃないか……」
「ええと……バレてます?」
「おっまえパーテーションの向こうで話してんの丸聞こえなんだよ。おれの席まで。気をつけろよ。会社で周りの連中の話をするのは極力避けろ。誉め言葉であっても変な風に広まりかねんからな」
「ご忠告……ありがとうございます」
「さて」とひととおりわたしの髪を切った浅葱さんは、「前髪だが、薄めに作ろうと思う。薄めバングだ。長さは、……眉よりほんのすこし上くらいで、おまえの目の美しさを際立たせるカットにしたいと思う。どうだ?」
「あはい……」なんだか恐縮。「お任せ、……します。好きにしちゃってください……」