おれが、おまえを、可愛くしてやる。
 ……どきどきする。実は……不埒なわたし。VPMのオーディションがテレビで放送していた辺りから、細マッチョで顔がおそろしく美しくダンスも歌もキレッキレのメンズに惚れ込んでしまってから、推しがジェシーで。……蓮二に、初めて会ったとき、あの系統の、肌が白くて超絶的に美しい、こんな芸能人みたいなひとがいるんだ……って衝撃を受けて。純平命とか言っていたのにこんなわたし……は。

 ――あなたに骨抜き。

 バスクシャツの裾に手をかけ、脱がせていく――脱がせやすいように動いてくれるあなたが、どうしようもなく、愛おしい。それで。……美しい肉体が露わとなった。あなたの精神同様に、美しい、そのからだが。

 そっとシャツを重ね、それからわたしは言った。「こういうとき……どうすればいいの? 全部脱がせるの?」

「おまえに任せる」

「ひどっ」わたしは笑った。「ちょいちょい鬼教官みたいの出してくれるの、やめてくれませんか?」

「嘘つけおまえこういうの好きだろ」

 ……あながち外れではないのが辛い……。蓮二にビシバシ言われるのわたし、そんなに嫌いじゃない、……んだよね。――じゃあ。
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