おれが、おまえを、可愛くしてやる。
「おまえは二十歳以下に見えるよなぁ。童顔が可愛い。永作博美と同じ系統で、いくつになっても若見えしそうだ」

 緊張をほぐしてくれる思いやりが伝わる。わたしは彼の頬へと手を伸ばし、「……蓮二。好きだよ……」

「おれも」

「……ぁっ……!!」

「言っておくけどうちのマンション」不敵に顔を寄せて笑う蓮二は、「防音完璧だから。望海のえっちな声を聞けるのはおれだけだから……、

 めいっぱい、吐き出しな?」

 言葉には魔力があるのだと思う。――蓮二の宣言通り、わたしは、からだを愛され、それで――彼の、細く長い指で、到達したことのない高みへとのぼりつめてしまった。

 *
< 48 / 225 >

この作品をシェア

pagetop