おれが、おまえを、可愛くしてやる。
「おっまえは!!」あーっ、と髪をわしゃわしゃする蓮二に、ごめんね、と言って手を伸ばし、彼の後頭部をぽんぽんしてやる。……髪、下ろしてるの可愛いな蓮二……。前髪がまつげのうえらへんまであって芸能人みたい……。綺麗な目。よしよし、とお母さんみたいに撫でてやる。
「とにかく食べよう蓮二。美味しいごはんはあったかいうちに食べないとね」
はあ、とため息を吐いた蓮二は、「おれ、……こんなイジられキャラじゃなかったはずなのに……おかしいなぁ……」
くすくすとわたしは笑った。「蓮二は……Sに見せかけて案外Mもいけるのね。うんうん。楽しみが増えたわ。人生初彼氏が、蓮二で、……本当に、よかったな……」
「覚えとけよ望海」口角をあげて綺麗に笑う蓮二。「そんな口を叩けるのもいまのうちさ。おまえは、この八分後には、よがってるのさ。分かっとけ」
* * *
――蓮二は、有言実行のひと、だった。
「とにかく食べよう蓮二。美味しいごはんはあったかいうちに食べないとね」
はあ、とため息を吐いた蓮二は、「おれ、……こんなイジられキャラじゃなかったはずなのに……おかしいなぁ……」
くすくすとわたしは笑った。「蓮二は……Sに見せかけて案外Mもいけるのね。うんうん。楽しみが増えたわ。人生初彼氏が、蓮二で、……本当に、よかったな……」
「覚えとけよ望海」口角をあげて綺麗に笑う蓮二。「そんな口を叩けるのもいまのうちさ。おまえは、この八分後には、よがってるのさ。分かっとけ」
* * *
――蓮二は、有言実行のひと、だった。