おれが、おまえを、可愛くしてやる。
「分かってる。……おれ、こう見えても、睡眠やストレスケアとか半端なく気合入れてっから。毎日六時間は寝ないとからだが持たん」
「じゃあ、……どうして、昨日は、あんなに……」
おれはそっと床に膝をつき、おまえの目を覗き込んだ。「決まってるだろ。おまえが魅力的だからだよ――望海」
かよわき、愛しき、おれのミューズ。望海。……知らなかったよ。愛って暴力なんだな……どうしようもなく相手をむき出しにする権利。主義主張……相手を己の色に塗り固めたくなるという唯一無二の欲動。そのはざまで……揺れている。どうしようもないほどに。
おれに、必死にしがみつくおまえが愛おしい。感じたときに、ちょっと眉間にしわが入るのも……透明な涙がこぼれ落ちるのも……ふるえるのも……襞の一枚一枚までも愛おしい。たっぷりと、おまえのからだの隅々まで可愛がってやる。
爪だって立ててくれて構わない。おれのうちに潜む欲望を存分に貪って搔きむしってくれ――望海。
おまえという静謐なる海のなかで、沈みゆく船なんだよおれは。おまえを――求める旅人。
「じゃあ、……どうして、昨日は、あんなに……」
おれはそっと床に膝をつき、おまえの目を覗き込んだ。「決まってるだろ。おまえが魅力的だからだよ――望海」
かよわき、愛しき、おれのミューズ。望海。……知らなかったよ。愛って暴力なんだな……どうしようもなく相手をむき出しにする権利。主義主張……相手を己の色に塗り固めたくなるという唯一無二の欲動。そのはざまで……揺れている。どうしようもないほどに。
おれに、必死にしがみつくおまえが愛おしい。感じたときに、ちょっと眉間にしわが入るのも……透明な涙がこぼれ落ちるのも……ふるえるのも……襞の一枚一枚までも愛おしい。たっぷりと、おまえのからだの隅々まで可愛がってやる。
爪だって立ててくれて構わない。おれのうちに潜む欲望を存分に貪って搔きむしってくれ――望海。
おまえという静謐なる海のなかで、沈みゆく船なんだよおれは。おまえを――求める旅人。