偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
 だっこするときいつも言う。
「だいじょうぶ。パパがいる」
 って。

 パパがいないっておもっていたとき、パパはとおくにいたんだって。
 ママがおしえてくれた。
「パパは遠くの国でこまっている人をたすけてたんだよ」

 遠くの国にいる人をたすけるなんてすごい!
 それがパパのしごとなんだって。
「遠くの国のひとたちにも、大事なひとがいるでしょう。そのためにパパはおしごとするの」

 かっこいいパパは背が高くて、めだつだけじゃなくて、人をたすけるのがすごいっておもうの。

 パパはね、ママのこともすっごく大事にしてるの。ママがちょっとつかれてると、すぐ気づくんだよ。
「依織、少し休んで。春花は俺が見るから」
 って、やさしいこえで言うの。
 そのこえを聞くと、ママはふわってわらう。

 わたし、その笑顔がだいすき。
 パパがいると、ママはいつもあんしんしてるのがわかる。

 パパはおしごとでとおくに行くこともあるけど、帰ってくると、いちばんにわたしをぎゅーってしてくれる。
「春花、会いたかった」
 って、ちょっとくすぐったいこえで言うの。
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