偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
(どれくらい会ってないのかなぁ)
スマートフォンで履歴を確認すると、東條とは三週間以上会っていなかった。
確かに忙しくなるとは聞いていた。
初めのうちはそれでも連絡をくれていたのだが、だんだんその回数も少なくなり、今週は全く連絡がなかった。
依織が送ったままのメールは既読にはなっているものの返信はない。
「ふぅ……」
「なんだ? 桜葉、元気がないな」
依織が落ち込んでいることに気づいたのは、上司の御堂だった。
つい零れるため息を聞かれて、声をかけられる。
「え?」
「顔に出てたし、ため息も出てたよ。何かあった?」
「いいえ。何でもないです」
依織は首を横に振って笑顔を作った。
「すみません、気を使わせてしまって。資料を用意しておけばいいですか? 体験ツアーでしたよね」
「あ……ああ」
御堂は苦笑すると、依織の頭を軽く撫でる。
「無理しなくていいからな」
無理はしていない。
東條は最初から忙しくなると言っていたのだから、連絡がなくても仕方のないことなのだ。
依織は自分にそう言い聞かせる。
スマートフォンで履歴を確認すると、東條とは三週間以上会っていなかった。
確かに忙しくなるとは聞いていた。
初めのうちはそれでも連絡をくれていたのだが、だんだんその回数も少なくなり、今週は全く連絡がなかった。
依織が送ったままのメールは既読にはなっているものの返信はない。
「ふぅ……」
「なんだ? 桜葉、元気がないな」
依織が落ち込んでいることに気づいたのは、上司の御堂だった。
つい零れるため息を聞かれて、声をかけられる。
「え?」
「顔に出てたし、ため息も出てたよ。何かあった?」
「いいえ。何でもないです」
依織は首を横に振って笑顔を作った。
「すみません、気を使わせてしまって。資料を用意しておけばいいですか? 体験ツアーでしたよね」
「あ……ああ」
御堂は苦笑すると、依織の頭を軽く撫でる。
「無理しなくていいからな」
無理はしていない。
東條は最初から忙しくなると言っていたのだから、連絡がなくても仕方のないことなのだ。
依織は自分にそう言い聞かせる。