俺も一人の男だよ――完璧夫の理性が崩れた夜、溺愛が始まる
たまに、大学時代の友達とお茶をすることがある。

「優奈って、すごいよね」

「え?何が?」

すると友達はため息をつきながら話始めた。

「あんなスパダリと結婚して、まだ離婚してないなんて」

「なに、それ」

友人達は、私がお見合い結婚をすると言った時に、一斉に驚いた。

「あの優奈が、結婚?」

「しかも相手は、御曹司社長?」

私は周りからおっとりしているように見られていて、結婚なんて遅いと思われていたらしい。

「それで?旦那さんとは、まだ仲いいの?」

友達はニヤついていた。

「うん。今朝も、朝ごはん作ってくれたんだ」

「もうっ!のろけ話?」

優しい夫の話をすると、友達は決まって喜ぶ。

夫のスパダリ振りを聞くのが、まだ独身の友達にとっては、癒しになるらしい。
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