再召喚され全てを失った元聖女は、麗しの騎士団長様の溺愛で絶望から立ち上がる。
お礼の品選び
「セーラ様、どちらに向かいましょうか」
「えっと……宝石店に行ってみたいんですけど、この辺にありますか?」
「えぇ、それでしたら向こうに見える緑色のお店が宝石店です。参りましょう」
「はい!」
セイロン様に案内してもらい、緑色の屋根のお店に入る。中には初老の男性がいて、私たちを見るとすぐに駆け寄ってきて一礼してくれた。
「いらっしゃいませ。本日はどのようなものをお探しでしょうか」
「お世話になっている方へのプレゼントを探していて、どんなものがあるか少し見てみたいのですがよろしいですか?」
「もちろんです。私が直接ご案内させていただいても構いませんか?」
「お願いします」
店主の案内に従って進んでいくと、ダイヤモンドのような透明に輝くものからアメジストのような色付いた輝きを放つものまで、様々な宝石が並んでいた。
そのどれもが原石のようで、加工される前のもののよう。
よく見る加工された宝石が並んでいると思っていたから、拍子抜けしてしまった。
「加工されたものや既製品のようなものは置いていないんですか?」
「当店ではお客様にお好きな原石をお選びいただき、そこから加工方法やデザインまで全てお客様にお決めいただいております。そのためお客様の様々なご要望にお応えできるよう、出来上がった加工品はほとんど置いていないのです」
「そうなんですね……!」
つまり、ほぼ全てオーダーメイドということだろうか。この世界は本当にすごいことだらけだ。
「今はくすんで見えるようなものも、加工して磨けば光り輝きます。宝石は鉱物ですから、一つ一つ輝きも大きさも色も異なります。同じ宝石でも加工によってまるで違う姿になるのです。なので、世界に一つだけのものが出来上がるのですよ」
「世界に、一つだけ……」
それって、プレゼントにしたらとっても素敵なんじゃないだろうか。
「あの、加工やデザインっていうのは一体どんな種類があるんですか?」
「はい。こちらに資料がございますのでよろしければご覧ください」
店員さんが見せてくれた資料には、宝石のカットの仕方や大きさの調整、アクセサリーにしたり家具に嵌めたり、その用途も出来上がりのイメージも本当に一つ一つ違うようだった。
この世界に写真が無いのが悔やまれる。手書きの絵は載っているけれど、写真だったら光り方まで見られたかもしれないのに。今までの出来上がった商品の写真を全部見てみたいくらいだ。
「えっと……宝石店に行ってみたいんですけど、この辺にありますか?」
「えぇ、それでしたら向こうに見える緑色のお店が宝石店です。参りましょう」
「はい!」
セイロン様に案内してもらい、緑色の屋根のお店に入る。中には初老の男性がいて、私たちを見るとすぐに駆け寄ってきて一礼してくれた。
「いらっしゃいませ。本日はどのようなものをお探しでしょうか」
「お世話になっている方へのプレゼントを探していて、どんなものがあるか少し見てみたいのですがよろしいですか?」
「もちろんです。私が直接ご案内させていただいても構いませんか?」
「お願いします」
店主の案内に従って進んでいくと、ダイヤモンドのような透明に輝くものからアメジストのような色付いた輝きを放つものまで、様々な宝石が並んでいた。
そのどれもが原石のようで、加工される前のもののよう。
よく見る加工された宝石が並んでいると思っていたから、拍子抜けしてしまった。
「加工されたものや既製品のようなものは置いていないんですか?」
「当店ではお客様にお好きな原石をお選びいただき、そこから加工方法やデザインまで全てお客様にお決めいただいております。そのためお客様の様々なご要望にお応えできるよう、出来上がった加工品はほとんど置いていないのです」
「そうなんですね……!」
つまり、ほぼ全てオーダーメイドということだろうか。この世界は本当にすごいことだらけだ。
「今はくすんで見えるようなものも、加工して磨けば光り輝きます。宝石は鉱物ですから、一つ一つ輝きも大きさも色も異なります。同じ宝石でも加工によってまるで違う姿になるのです。なので、世界に一つだけのものが出来上がるのですよ」
「世界に、一つだけ……」
それって、プレゼントにしたらとっても素敵なんじゃないだろうか。
「あの、加工やデザインっていうのは一体どんな種類があるんですか?」
「はい。こちらに資料がございますのでよろしければご覧ください」
店員さんが見せてくれた資料には、宝石のカットの仕方や大きさの調整、アクセサリーにしたり家具に嵌めたり、その用途も出来上がりのイメージも本当に一つ一つ違うようだった。
この世界に写真が無いのが悔やまれる。手書きの絵は載っているけれど、写真だったら光り方まで見られたかもしれないのに。今までの出来上がった商品の写真を全部見てみたいくらいだ。