再召喚され全てを失った元聖女は、麗しの騎士団長様の溺愛で絶望から立ち上がる。
「どうした?」
「い、いえ……」
そんな私を見て首を傾げるロード様に慌てて首を横に振ると、
「ふっ……変なやつ」
そう言って笑うから、その美貌に顔が赤く染まる。
……最近、ロード様の笑顔を見ると顔が熱い。
元々とても綺麗でかっこいい人だとは思っていたけれど、最近特にキラキラしているように見える。
久しぶりにまともに会えて一緒の時間を過ごしているからだろうか。胸の高鳴りもおさまることを知らず、ずっとドキドキしっぱなしだ。
「神殿で苦労はしていなかったか?」
「はい。みなさんとても良くしてくれて。助けられてばかりでした」
「そうか。手紙も読んだよ。文字を書くのもだいぶ上達したようだな」
「はい。アレン君……先生の教え方がとっても上手なんですよ」
アレン君を思い出して微笑むと、
「喜ばしいことだが、なんだか複雑だな」
と少しは不服そうな顔をするから首を傾げた。
「もう手紙は一人で読めるのか?」
「まだ完全には。でも、ロード様からのお手紙は読めるところが増えたんですよ!」
宙に指で文字や単語をいくつか書いて見せると、
「セーラはすごいな。本当に努力家で、尊敬するよ」
そんなことを言ってくれるからびっくりしてしまう。
「尊敬だなんて。それは私の方です。ロード様はいくつも先回りして私のことを考えてくださってて。本当に感謝してるんです」
「先回り?」
「ほら、ネックレスのことも。紋様を入れてくださいましたよね? まさかこのネックレスでお買い物ができるなんて思いもしませんでした」
「あぁ、そういうことか」
きっとロード様のことだから、そんなの気にしなくていいって言うんだろうけれど。
「王都はどうだった? 魔獣の騒ぎでそれどころじゃなかったかもしれないが」
「いえ。とっても楽しかったです。そうだ、散策に行く件もロード様が提案してくださったんですよね。気を遣ってくださってありがとうございます」
「気にしなくていいよ。それに、俺はこんなに素敵なプレゼントまでもらってしまったからね。むしろ俺が感謝してるくらいだ」
嬉しそうにアミュレットに触れる指先。いつも私の頭を撫でてくれているその指から、なぜか視線が外せなくなって。
カップを口元に運ぶ仕草も、目を伏せるその表情も。全てが上品で美しいと思った。
「い、いえ……」
そんな私を見て首を傾げるロード様に慌てて首を横に振ると、
「ふっ……変なやつ」
そう言って笑うから、その美貌に顔が赤く染まる。
……最近、ロード様の笑顔を見ると顔が熱い。
元々とても綺麗でかっこいい人だとは思っていたけれど、最近特にキラキラしているように見える。
久しぶりにまともに会えて一緒の時間を過ごしているからだろうか。胸の高鳴りもおさまることを知らず、ずっとドキドキしっぱなしだ。
「神殿で苦労はしていなかったか?」
「はい。みなさんとても良くしてくれて。助けられてばかりでした」
「そうか。手紙も読んだよ。文字を書くのもだいぶ上達したようだな」
「はい。アレン君……先生の教え方がとっても上手なんですよ」
アレン君を思い出して微笑むと、
「喜ばしいことだが、なんだか複雑だな」
と少しは不服そうな顔をするから首を傾げた。
「もう手紙は一人で読めるのか?」
「まだ完全には。でも、ロード様からのお手紙は読めるところが増えたんですよ!」
宙に指で文字や単語をいくつか書いて見せると、
「セーラはすごいな。本当に努力家で、尊敬するよ」
そんなことを言ってくれるからびっくりしてしまう。
「尊敬だなんて。それは私の方です。ロード様はいくつも先回りして私のことを考えてくださってて。本当に感謝してるんです」
「先回り?」
「ほら、ネックレスのことも。紋様を入れてくださいましたよね? まさかこのネックレスでお買い物ができるなんて思いもしませんでした」
「あぁ、そういうことか」
きっとロード様のことだから、そんなの気にしなくていいって言うんだろうけれど。
「王都はどうだった? 魔獣の騒ぎでそれどころじゃなかったかもしれないが」
「いえ。とっても楽しかったです。そうだ、散策に行く件もロード様が提案してくださったんですよね。気を遣ってくださってありがとうございます」
「気にしなくていいよ。それに、俺はこんなに素敵なプレゼントまでもらってしまったからね。むしろ俺が感謝してるくらいだ」
嬉しそうにアミュレットに触れる指先。いつも私の頭を撫でてくれているその指から、なぜか視線が外せなくなって。
カップを口元に運ぶ仕草も、目を伏せるその表情も。全てが上品で美しいと思った。