男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

玲央は慌てて言う。


「いやいや、まだ会って2日目だし、緊張してるんだって!」



琉生が頬杖をつき、にこりと笑う。


「じゃあ、嫌いなものは?」



息を止めた。


……嫌いなもの。



大きい声。


大きい音。


人。



……答えられるわけがない。


唇を噛んだ。


「……特に」
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