男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

好きなタイプ。


そんな話、できるわけがない。



喉が乾く。


「……えっと」



宗雅が低く言う。


「玲央。くだらない質問をするな」


「いや、歓迎会ってそういうノリじゃん!」


玲央が笑った。



その笑い声が一瞬、怒鳴り声に聞こえた。



心臓が跳ねる。


呼吸が浅くなる。



咄嗟にポケットに手を入れた。
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