男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

寮だったら、安全かもしれない。


……そう思った自分が、馬鹿みたいだった。



学園の奥。


校舎よりさらに奥まった場所に、ひときわ目立つ建物があった。



外観は高級ホテルみたいに綺麗で、門には装飾まで施されている。



そして、そこに掲げられている看板。


――生徒会寮。



思わず足を止めた。
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