男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

「……それに、月城にとって、ここが一番安全だ」


『……え?』


佐々木先生は私の目を見て、静かに言った。



「この寮は、一般生徒が勝手に出入りできない。監視も厳しい。

事情を知っている人間も、最低限に絞れる」



胸が痛くなる。



安全。


守られている。
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