男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

睨むような目つきに、背中が冷えるのを感じた。



最初に玲央は表情がない男子を指さした。


「こいつは、会計の白石冬真。基本喋んない」



冬真は無言のまま、軽く会釈した。


……それだけ。



思わず息を飲んだ。


無視されたわけじゃないのに、怖い。


静かすぎて、何を考えているのか分からない。



次に玲央が、可愛い顔の男子を指さす。
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