男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

「で、こっちは書記の星宮琉生。

こいつは……まあ、厄介」


「玲央せんぱ〜い、僕の紹介の仕方、ひどくない?」



琉生は口角を上げながら話した。


声は柔らかいのに、言葉の端に毒が混ざっている。



琉生は、玲央へ向けていた視線を琉生は私へ移して、じっと目を細めた。


「君が噂の特待生?へぇ〜……」



凪咲は背筋を正した。


『……月城凪咲、です。よろしくお願いします』
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