男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

言われた瞬間、息が止まった。


胸がきゅっと縮む。



『ごめんなさい……!』



口が勝手に動いた。


謝る必要なんてないのに。



隼人が舌打ちする。


「謝るなって言ってんだろ」



その言葉に、さらに縮こまった。



「……ちっ。めんどくせぇ」


隼人は苛立ったように視線を逸らす。
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