男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

共用スペースは、想像していたよりずっと広かった。



高い天井に磨かれた床。


壁際には本棚が並んでいて、中央には大きなソファとテーブル。



寮というより、どこかの高級ホテルのラウンジみたいだった。



足を踏み入れた瞬間、息を飲んだ。



こんな場所に、自分がいていいのか。



場違いすぎて、胸の奥がきゅっと縮む。
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