男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

……大丈夫。


心の中で呟く。



顔を上げて、前を見る。



長い廊下の先。


そこに待つのは、安心なのか。


それとも、終わりなのか。



まだ分からない。


けれど、足を止めなかった。



止まったら、本当に終わってしまう気がしたから。
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