男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

「門限は22時。外泊は禁止。無断外出も禁止。寮内の共有スペースは24時まで使用可」


宗雅の声は一定で、感情が読めない。



「朝食は7時、夕食は19時で基本的に全員で食べる。

風呂は20時から順に入る。月城は基本最後だ」


思わず息を止めた。



“朝食” “夕食”


“風呂”


その単語だけで、胃がひゅっと縮む。



拳を強く握って、爪が掌に食い込む痛みで落ち着こうとした。
< 69 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop