恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
ーーー

「はぁーーーお腹いっぱい! ごちそうさまでした」

「美味しかったね」

「うん!」

「真奈ちゃん、迷わず大盛り置かれちゃったな」

それは楽しそうに笑うけいくん。

「それな? 私のって信じて疑わなかった系よな」

あの店員さん、自信満々だったもん。

「ははは! ええやん。おもろ」

「気持ちはわかる」

私も言いながら笑う。

「まさに見掛け倒しっははは! それに…あの、婆ちゃん。プッ…ククククッ」

「ははは!本当にさぁー!熱さの神経どっか行ったんじゃん!?」

「ははは!どゆことそれ!」

「バキュームだったよ?ぶあーーーってさ!」

私はジェスチャー付きでリプレイする。

「はははは!」

「しかもさ、あれ、噛んでた!? 歯、あった!?」

「あはは!それな!飲み込んでたよな、あれ。さすがに俺も、真似できねぇわ」

「あれ、相当鍛錬してるよ。あんなの。鍛え抜かれた舌にしか無理だ」

「くはっ!どんな舌だよ」

そんな事を言いながら車に乗り込む。

「この後、どする? 俺、甘いの食いたい」

はい?

あんた、めっちゃ食ってたやん。

「お腹いっぱいじゃないの?」

「ん? 別腹よ、別腹」

いくつ腹もってんだ?

「あらそう」

「どうせ真奈ちゃんも食べるんだから! コンビニ寄ろ!」

……確かに。

「寄ろ寄ろー!」
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