恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
「んで次会った奴。人見知りのドM」

「ねぇー。もぉやめて?本当個性強い」

美空の目からは涙が溢れる。

笑いすぎて。

「見ためは?どんな人?」

「公務員してて、身長は182センチ。私の二つ歳下だったかな」

「え!?良さそうじゃん!」

「チッチッチッチ」

私はいつだかの美空の真似をして

人差し指を左右に振る。

「めちゃくちゃ顎が…」

「あ、顎?」

美空は不思議そうに私を見る。

「顎」

私も短く返す。

「顎がなんて…?」




「………長い」




そして無言で見つめ合う二人。




「あははは!ちょっとごめんなさい。聞こえちゃって」

沈黙を破ったのは

隣のマダムだった。

「あはは!すみませんこちらこそ。ふふふ。申し訳ないです」

はずっ!

「いやいいのよ?続けてちょうだい?こっそり聞いて楽しませてもらうわ?」

「あははは…」
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