恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
「……うん。なかなかいいかもしれん」

「でしょ? はい! んじゃまたいい人いたら教えてね!」

「いい人ってか、面白いネタ集めな」

「真奈ちゃん! 真面目に!」

「わかってるって」

「でもさ真奈ちゃん、なんだかんだ前よりずっと楽しそうだよ?」

そうか。

私、楽しそうか。

「ふふふ。まぁ、確かに楽しいかもね」

でも本当にいい人なんて

見つかるのかな。

確かにオシャレは好きだけど…

153センチの低身長でマナティ体型。

こんな私を受け入れてくれる人なんて

いるのだろうかね。

一瞬、

古傷がチクっと疼いた気がした。

ま、ええか!

マダムも言ってたしな!

私は私!

そう言い聞かせた。



美容院の帰り道、

せっかく天気も良いので

カフェに寄ることにした。

「アイスコーヒーをブラックでひとつください」

「かしこまりました」

可愛らしいスタッフだ。

手際良くコーヒーを準備する中、

何やら私をチラッと見て

スタッフ同士で

クスクス笑っているのが見えた。


ん?


私…


笑われてる?



< 19 / 275 >

この作品をシェア

pagetop