恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます


……。

な、なんなんここ。

すごい。

凄すぎる。

めっちゃ叫びたい。

で、でも我慢。

大人。

私は大人。

けいくんの隣で、

必死に平静を装いながら中へ入る。

すると。

そこには、

開放的な和モダンの空間が広がっていた。

……や、やべぇ。

天井、高っ。

黒に近いグレーのタイル床。

無機質で洗練されているのに、

木の温もりもあって。

めちゃくちゃ、おしゃれ。

そして。

大きな窓の向こうには、

太陽の光を浴びて

キラキラ輝く大海原。

……近っ。

海、近すぎん?

波の音まで聞こえる。

「……すご」

思わず、

小さく声が漏れた。

「クックックッ」

横で、

けいくんが笑っている。
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