恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
スッと立ち上がって、
手すりに手をかける。
「気持ちー」
すると、
後ろから
包み込むように
抱きしめられた。
「気持ちいいね」
けいくんの、
落ち着いた声。
耳に心地良い。
そして頭の上に、キス。
顔だけ見上げると、またキス。
オデコ、目、頬。
顔中に降ってくる。
「ふふふっ」
「今日は、たらこ買ってく?」
え?
「いつもの」
「ははは。もちろん!」
「子供たち、好きなんだもんな?」
「ふふ、そうなの。美味しいって喜んでる」
「クックックッ」
さりげなく気にしてくれてる。
今日の子供たちのご飯は何?
とかね。
ふふふ。
何時までバイトなの?
とか。
入り込みすぎない、
絶妙な距離感で。
本当に、
心地いい。