恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます




でも、

運動会の日。

少しだけ、

好きな服を着て行ってみた。



薫が嬉しそうに言った。

「友達に真奈ちゃん可愛いって言われた」

颯斗も

「俺も!若くて面白いって言われた!」

って、

なぜか二人とも

誇らしそうで。

……。

あれ?

遠慮してたの、

私だけだったんだ。



それからは、

好きな服を隠すのをやめた。

私は私。

それでいいって。

……思えるようになった。

少なくとも、

服を着ている時は。



……。

でも。

100%じゃない。



家に帰って、

服を脱いで。

鏡の前に立つ時。

ふと、

昔の言葉が蘇る時がある。



女として見れない。

痩せるって言って、

変わらないよね。



……。

わかってる。

そんなの、

とっくに終わった言葉だ。



でも、

たまに

心に刺さった棘みたいに

疼く時がある。
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