恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
「普通に荒れてね?」

肩を揺らし笑うけいくん。

「本当にね!夏だったらまた違った?」

「かもね」

「はぁーオモロ」

「だから。でも波の音は確かに落ち着くかも」


けいくんの言葉で少し耳を澄ませる。

ザザーという波の音が確かに落ち着く。



「そだね。いい感じだよ」


その後もしばらくその場で

いろんな話をする。

けいくんは思ったよりも

気さくで話しやすい。


そして

私がベラベラ女捨てる勢いでつい話してると、

横からジーっと見られているのに気が付いた。



「な、なに!」

何やらニヤついているけいくん。

「なんだってば!」



「真奈ちゃん…アゴ…割れてる。クックックックッ。凄いっ」

そう言って笑い出した。

「ぎぇーーーーー!それは二重あごの事じゃないの!?だめよ横から見たら!そこは正面から見てよ!」

私は正面に向き直して

ズィーっと顔を寄せる。

「ははは!近い近い!わかったから。ごめんて」

……あれ?

一瞬だけ、間があった気がした。

ま、いっか!

「もぉーーーー」

「おお。今度は牛や」

「誰がホルスタインじゃ。乳無駄にでかいねん!」

「ははは!そこまで言ってない言ってない」
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