恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
そして部屋の前に着くと、

手早く鍵が開けられ、

そのまま中へと引き込まれる。


パチっと明かりがついた瞬間、

けいくんが振り返る。



次の瞬間、抱きしめられていた。



さっきより、近い。



自然と背中に手を回す。

視線が重なる。



そのまま、触れるだけのキス。

やわらかい。

……少しだけ、息が混ざる。


離れたと思ったら、また重なる。



今度は、さっきより深い。

不思議と、落ち着く。

初めてのはずなのに——



「中、入ろう」

小さくそう言われて、手を引かれる。

リビングは、静かだった。

広い空間に、最低限の家具だけ。

なのに、妙に落ち着く。

視線の端に、無造作にまとめられた服が見えた。

生活の匂いがして、少しだけ安心する。



ソファに座った瞬間、また引き寄せられる。

言葉は、いらなかった。

互いに引き寄せられるように唇を重ねる。
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