恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
心臓がいそがしすぎる。

後ろから手が伸びてきて、ドアが開けられた。

落ち着いた紺色の壁紙とダークブラウンの木目。

静かな寝室。

大きなベッド。

ーーーー枕が、一つ。

「真奈ちゃん、入って」

「あ、うん」

けいくんが後ろから抱きついたまま、優しく声をかけてくれる。

その温もりに、一瞬の胸のざわつきが少しだけほどける。

ーーーと、次の瞬間。

するっと離れたかと思えば、スポン、スポンと服を脱ぎ始めるけいくん。

「ええ!?」

一気に現実に引き戻される。

思わず吹き出した。

あっという間に産まれたままの姿になったけいくんは、そのままベッドにダイブ。

そして、両手を広げる。

「真奈ちゃん早く!あっためて!寒いよ!」

……なんなん、この人。

さっきまでの空気どこいった。

可愛すぎるんですけど。
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