親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
映画を観終わって、私達は居酒屋に来ていた。

「いやあ、今日の映画よかったなぁ」

ビールを飲みながら、悠真は満足そうに言った。

「でも何で人って、恋愛映画を見ると盛るのかな」

佐伯さんは笑って、悠真の話を聞いている。

「俺達もそうありたいって、思うからじゃないですか?」

そして余裕の返答。

佐伯さんはこいつにデートを邪魔されても、怒らない。

私は佐伯さんに、耳打ちした。

「この借りはきっとお返しします」

「楽しみにしています」

私と佐伯さんは、顔を合わせると微笑みあった。

「白石さんは、最初から企画部希望だったんですか」

「ああ、そうですね。大学の時から思っていて」

「夢が叶ったってとこですかね」

佐伯さんは、ハイボールを飲むと私を見つめた。

「いつも白石さんに、励まされていますよ」
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