親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
「白石さんを、俺に下さい」

私は頭が真っ白になった。

「え?佐伯さん?」

私は驚いてカクテルを零しそうになった。

「今日の神崎さんの姿見て、俺思いました。白石さんは、簡単に近づける人じゃないって」

悠真はそれを聞いて、ビールを飲む。

「だからこそ、欲しいんです。白石さんを幸せにしてみせます」

そして悠真は、ビールを一気飲みした。

「それはなっ!」

悠真は切ない表情をした。

「俺が決めることじゃない。」

そして私を見つめる。

「美桜が決めることだ」

「悠真……」

私は唇をぎゅっと噛み締めた。

こんな時でさえ、悠真は私を引き寄せたりしない。

全部、私が決めること。

悠真の親友でいることも。悠真の隣にいる事も。

悠真を好きになることさえ、私に決めさせる。
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