親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
「今まで付き合った女に本気になれなかったのは、好きな女がいたからなんだ」

胸の奥がドキンッと鳴った。

「好きな女?なにそれ、聞いた事ない」

「だろうな。なあ、美桜。その相手、知りたい?」

「え?」

振り返ると、悠真が真剣な表情で私を見つめていた。

「なあ、知りたい?」

ドキドキして、答えられない。

だって私は、その答えを知っているような気がする。

「知ってどうするの?」

そう言うと悠真はゆっくり、私の顔を覗き込んだ。

「俺の気持ちに応えてもらう」

もう耐えられない。

私は悠真の腕を掴んだ。

「その相手って、もしかして……」

声が震える。

「私の事?」

その瞬間、悠真に唇を塞がれた。

激しく何度も角度を変えて、唇が重なる。

「んんっ……」

激しくて感じてしまう。
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