親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
「こういう朝、いいな」

私はふふふと笑った。

「今までの彼女も、朝ごはん作ってくれたでしょ」

「ううん。俺、基本朝ごはん食べないから」

私は一瞬、振り返った。

「食べないの?だったら私の分だけ作るよ」

「いいんだ」

悠真は朝から、私の唇を貪る。

「美桜の作るご飯は、食べたいんだよ」

私ははにかみながら、うんと頷いた。

「ああ、このままずっと、美桜とくっ付いてたい」

「ご飯、作れないよ」

そう言うと悠真は笑って私から離れた。

「顔洗って、待ってて」

「ああ」

悠真は洗面台に行くと、はぁっと大きな欠伸をした。

それを見ながら私は、フライパンに火をつけて、玉子焼きとウィンナーを焼き始めた。

「フライパン、大きいのにしておいてよかった」

別々に焼いてたら、時間がかかるもんね。
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